本文
えっ!びっくり黒毛和牛牧場と乳牛牧場
住宅地のすぐ近くに100頭もの黒毛和牛がいる牧場があった!
吉冨牧場のご紹介
祖父の代から始まった牧場を受け継いだ吉冨貴博さん。 肉用牛の生産には2種類あります。母牛に子牛を生ませ、育てた子牛を市場へ出荷する「繁殖農家」と市場で買った子牛を大きく育てて出荷する「肥育農家」です。それぞれを専門で行う牧場もあれば、両方を一貫して行う牧場もあります。下関市小月にある吉冨牧場は、繁殖も肥育も行う「一貫経営」の牧場としては市内最大規模です。
下関和牛部会 吉冨牧場 吉冨貴博さんのご紹介記事はこちら
https://shimo-maru.net/56675.html(リンクは別ウィンドウで開きます)
牧場主さんに質問
黒毛和牛ってどんな牛?
昔から日本にいた牛で長い年月をかけてより大きく美味しくなるように品種改良してきた牛です。昔に比べて体重は150kgから200kg大きくなりました。
牛は何を食べていますか?
子牛を産んでもらう牛たちは主に草や稲わらです。お肉になる牛たちは麦やトウモロコシ、大豆などの穀物を1日に10kgくらい食べます。
どうして牧場の仕事をしようと思ったんですか?
家の仕事が牧場で牛を見て育ってきました。動物とふれあうことが好きで、小学生の頃は飼育委員をしていました。高校を卒業して親と一緒に牛を育てたいと思い畜産業の後を継ぎました。
大変なことはなんですか?
牛はしゃべることができないので、病気やけがをしていないかを見つけてあげる事が難しいです。そのため、毎日様子が変わっていないか観察することがとても大切です。
たくさんいる牛をどうやって見分けるんですか?
友達の顔や名前を覚えるのと一緒で、毎日牛に興味を持って観察し、育てていると自然と覚えます。ちなみに今牧場にいる約100頭の牛は全部覚えています。
牛は普段何をしていますか?
餌を食べて寝たり、一緒に入っている牛とじゃれあったり、けんかしたりしています。
広い牧草地は18ヘクタール!乳牛130頭の大規模乳牛牧場!
有限会社佐々木牧場のご紹介
昭和35年に豊北町北宇賀で1頭のホルスタインから酪農を始めた佐々木光治さん(祖父)と磯址さん(父)の牧場は、昭和60年に豊北町滝部に場所を移しました。平成20年に代替わりして、現在は息子の光広さんがご両親とご自身のご家族合わせて5人と、社員3人の計8人で250頭まで増えた牛たちの世話をされています。佐々木牧場では先代の頃には自宅の裏山を切り開いて牛を放牧する「山地酪農」をしていましたが、今は「フリーストール」という、牛が牛舎内を自由に動き回れることでストレスがかかりにくくする方法で牛を飼っています。
有限会社 佐々木牧場 佐々木光広さんのご紹介記事はこちら
https://shimo-maru.net/68212.html(リンクは別ウィンドウで開きます)
牧場主さんに質問
牛は何才まで生きますか?
家畜としての乳牛の平均で言えば5、6才でしょうか。
(経済動物ではない場合は15才以上生きるようです)
1回の乳搾りで牛乳何本分くらい出ますか?(1リットルパック)
私の牧場では1日2回搾りますが、1日の搾乳量は1頭当たり平均30リットル(30本)です。
約130頭搾乳しているので1日4,000リットル弱出荷しています。
牛は何をするのが好きですか?
餌を食べた後、すわってゆっくりしているのが好きなようです。
牛乳はどうして甘いの?
牛乳は栄養たっぷりで、その中の乳糖という成分によって甘さを感じられるのです。
どうして下関で牧場をしようと思ったんですか?
自然豊かな下関で祖父が始めた酪農を両親が受け継ぎ、家族で頑張る姿を見て育ち自然と自分も受け継ぎました。