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梨がたくさんある真ん中に皮をむいた梨がある画像

 

私たちが普段「梨」と呼んでいる果物は「和梨」と言われる中国原産の木の果実です。なしの木は高さ15mほどになる落葉高木で、4月頃に白い5枚の花弁をつける花を咲かせ、8月下旬から11月ごろにかけて直径10〜15cmくらいの丸い果実をつけます。江戸時代に栽培技術が発達し100種類もの品種が生まれました。明治時代には「二十世紀」と「長十郎」がそれぞれ発見され、その後、長らくナシの代表として盛んに生産されました。一時期は全国の栽培面積の8割を長十郎が占めるほどでした。その後も品種改良が行われ、昭和30~50年代にかけて、「幸水」や「豊水」などの品種が登場し全国に普及しました。

下関市内では、豊田町と豊北町で梨の生産が行われています。

豊田町では昭和初期に梨の生産が始まりました。盆地特有の寒暖差が栽培に適していることや、生産者同士で出荷組合を作って、お互いに栽培技術の向上に励んだことが、今の産地の基になっています。現在主に栽培されているのは「幸水」、「なつしずく」、「豊水」、「二十世紀」、「あきづき」、「新高」の6品種で、このうち、「下関豊田の豊水」がやまぐちブランドに登録されています。「豊水」は、果汁が豊富で、甘味の中に適度な酸味が感じられる、バランスの良い食味が特徴です。

豊北町の梨栽培は、大正時代に始まりました。昭和50年頃から、豊北町で450ヘクタールの農地造成に向けた「国営農地開発事業」が行われたことをきっかけに、大規模栽培が可能な赤梨の無袋栽培に取り組んだことで、県下最大の赤ナシ産地となり、「幸水」、「豊水」、「新興」が栽培されていました。

平成14年頃から新品種の「あきづき」が栽培されるようになり、現在の豊北梨は「幸水」、「豊水」、「あきづき」が主に生産されています。

このうち、「豊北梨あきづき」がやまぐちブランドに登録されています。「あきづき」は、名前の由来通り、秋(9月中旬から下旬)に出荷され、月のように丸い果形をしています。果実は大きめ、果肉はち密で果汁が多く、酸味が少なく糖度が高いのが特徴です。

 

やさいことば

 

梨・・・愛情

 

シャリシャリの食感のもとになっているのは「石細胞(せきさいぼう)」と呼ばれる細胞壁によるものです。
野菜や果物の皮は実や中の種を守るために硬くなります。梨にはその堅くなる成分が皮だけでなく、実の中にもあるので、実が熟す前は果肉が硬くなり、種を守っています。実が熟すと、石細胞は果実全体に散らばるので、シャリシャリの食感になるそうです。あのシャリシャリした食感は種を守る愛情だったわけです!下関も梨の産地。家族で梨狩りするのも良し、色々な種類を食べ比べるのも良し!梨を食べて愛情いっぱいの楽しい時をお過ごしくださいね。
「ヤサイコトバ®」考案者 西川 満希子野菜ソムリエ上級プロとして活動する中で、「ヤサイコトバ®」を考案。

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