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ナス

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ナスが5本ザルにのっている画像


 ナスは、アジアを中心に世界各地で栽培され、ヨーロッパやアメリカ等では白、黄緑色、縞模様があるなど多種多様です。日本では7〜8世紀頃から千年以上に渡り栽培されていて、各地に固有の品種が生まれ、今では全国で100種類以上の茄子が栽培されています。大きさには大長、大丸、卵形から小丸まであり、果形も長形、中長形、卵形、丸形などがあり、多彩です。大長ナスで大きいものは40~50cmにもなるものもあります。

 下関市では、主に吉田地区で中長形の「大成」という品種が生産されており、6月中旬から11月中旬にかけて出荷されています。「大成」は皮が薄く甘くて柔らかいのが特徴です。吉田では畑ではなく、田んぼで作られるため、特にみずみずしく柔らかく育ち、品質の良いナスになるため、市場から高い評価を受けています。栄養面では食物繊維が多く含まれているとともに、紫色の果皮には「ナスニン」と呼ばれる色素が含まれています。食べ方は煮物、焼ナス、天ぷら、炒め物、漬物などと広く、特に油によくあうので、揚げ物や炒め物に向いています。

 

やさいことば

 

茄子・・・成功者

 

初夢に見ると縁起のいいものとされているものに「一富士二鷹三茄子」があります。1番目に富士山、2番目に愛鷹山、3番目に茄子。江戸時代、駿河国(現静岡県)で、高いものを並べた順と言われています。中でも徳川家康が大好きだった茄子は当時、現代の下関のとらふくに負けず劣らず、とても高価だったので縁起が良いものとされたようです。「茄子(なす)」=「成す」につながり、成して富を得るという説も。茄子の花は無駄がなく、咲けば実をつけるのと同じように、親の小言もすべて子のためになることの教えです。それくらい茄子は結実しやすく縁起のいい野菜として親しまれています。下関の特産吉田なすの品種は「大成」。まさに食べると大成功しそうだよね(笑)


「ヤサイコトバ®」考案者 西川 満希子​ 野菜ソムリエ上級プロとして活動する中で、「ヤサイコトバ®」を考案。

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