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ペスク(梨のコンポート)
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説明・ワンポイント
韓国は「医食同源」ではなく「薬食同源」といいます。食べるものはすべて薬になるとして大切に考えられています。ペスクは韓国の宮廷デザート。熱を下げ肺・喉を潤す梨と体を温めるスパイス、生姜と胡椒の組合せは風邪予防にも良いとされています。
材料(2人分)
梨 | 1個 |
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水 | 600ml |
砂糖 | 50g |
生姜 | 5g |
黒胡椒(粒) | 15粒 |
作り方
- 生姜は薄くスライスし、梨は皮を剥き、16等分に切る。
- 鍋に水、砂糖、梨、生姜、黒胡椒を入れて中火で15~20分ほど煮たら生姜を取り出す。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
梨・・・愛情
シャリシャリの食感のもとになっているのは「石細胞(せきさいぼう)」と呼ばれる細胞壁によるものです。
野菜や果物の皮は実や中の種を守るために硬くなります。梨にはその堅くなる成分が皮だけでなく、実の中にもあるので、実が熟す前は果肉が硬くなり、種を守っています。実が熟すと、石細胞は果実全体に散らばるので、シャリシャリの食感になるそうです。あのシャリシャリした食感は種を守る愛情だったわけです!下関も梨の産地。家族で梨狩りするのも良し、色々な種類を食べ比べるのも良し!梨を食べて愛情いっぱいの楽しい時をお過ごしくださいね。
「ヤサイコトバ®」考案者 西川 満希子 野菜ソムリエ上級プロとして活動する中で、「ヤサイコトバ®」を考案。