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花のある生活のご提案
下関市内にお住いの藤本さんご一家
藤本さん:花を長持ちさせるにはどうしたらいいでしょうか?
唐渡さん:やはり水をこまめに変えることですね。
藤本さん:花によって咲かないつぼみがあるのですが、咲かないつぼみは取った方が良いですか?
唐渡さん:そうですね。硬くて小さい咲きそうにないつぼみは取った方が良いです。取った方が今きれいに咲いているお花が長持ちしますよ。
藤本さん:お店ではアレンジメントを頂いたりする機会も多いんですが、花が終わった後のオアシスの捨て方ってどうしたらいいですか?
唐渡さん:オアシスはたっぷり水を含んでいるので、水をよく絞って捨てて下さい。
藤本さん:花器に活ける場合、水に浸かる葉っぱを取った方が良いですか?
唐渡さん:葉っぱが水に浸かると腐りやすくなってしまうので、取った方が良いですよ。例えばキクは葉のつけ根から茎を傷つけないように手で優しく下向きに折るようにするとすぐ取れます。バラはトゲがあるのでケガをしないように気をつけながら葉のつけ根の部分をハサミで切り取るといいですね。
藤本さんはこれまで疑問に思っていたことを唐渡さんに教えてもらったので、今まで以上にもっと花のある生活を楽しめそうですね。
他にも藤本さんのご友人で下関市内でオリエンタルユリなどを生産している野村農園の野村英史さん、みゆきさんご夫妻にも花に関するアドバイスをいただきました。
野村さんからのアドバイス
ユリは香りが強く、つぼみから花が開いて咲く様子が最後まで楽しめます。ユリを飾るときのアドバイスとしてはおしべを早めに取らないと花粉が散ってしまいます。つぼみが開きかけたときにそっと指を入れておしべの先の部分だけ優しくつまんで取ると、簡単に取れます。咲きかけならまだ花粉が開いていないので、指が汚れませんよ。花が開ききった後におしべを取るならティシューで取らないと指に花粉の色がついてしまいますのでご注意ください。
トルコキキョウは品種改良で花が豪華な品種が増え、花持ちが凄く良いのが特徴です。
山口県花卉園芸農業協同組合員の唐渡さんからのアドバイス
花を活けるときは、つぼみの状態で活けるときもあると思うので、その際は咲いた時をイメージしながら互い違いになるように活けると良いですね。
花の水換えは一日一回するといいと思います。
人間と一緒で花も直射日光が苦手なので、花瓶を置く場所を選ぶときは、直射日光が当たらない場所がいいですね。
唐渡さんから一言
地元で生産された花は鮮度も良く、花持ちもいいので、市内のお花屋さんで買う時に「下関産の花はありますか?」と尋ねてみてください。