エダマメ

　あなたは、エダマメのヒミツをご存知ですか？
　同じ豆である「エダマメ」と「ダイズ」、見た目も食べ方も全く違う豆ですが、実はどちらも同じ種子から育つのです！未熟な状態で食べる場合は、野菜として分類され「エダマメ」。完熟してから収穫するものは、穀物の分類になり「ダイズ」となるのです。「エダマメ」と「ダイズ」が同じ種子から育つとは知らなかった方も多いかも知れません。
　原産地の中国では穀物の「ダイズ」として4000年も前から栽培されていたそうで、日本に伝わったあと、エダマメとしても食べられるようになりました。昔からエダマメは、枝からサヤを外すとすぐに味が落ちてしまうので、枝についたままの状態で流通していました。そんな「枝についた豆」の見た目から「エダマメ」と呼ばれるようになったと言われています。
　鮮やかな緑色をイメージするエダマメですが、たくさんの種類があり、黒豆のエダマメもあります。現在ではエダマメ専用の品種は400種以上あるとも言われています。
　下関市の安岡地区では、サヤのうぶ毛が白い「白毛豆（青豆）」という種類の「湯あがり娘」という品種のエダマメが栽培されています。この品種は味の濃さが特徴で、茶豆のような風味と香りがある美味しいエダマメです。安岡地区では昔からの言われ通り、鮮度を保つため枝についたままの状態で、前面にサヤがよく見えるような形に束ねられて出荷されています。