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トマト

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トマト

 

 トマトはアンデス山脈原産のナス科ナス属の植物で、日本に入ってきたのは江戸時代の初め頃です。当時は観賞用として入ってきたそうで、「唐柿(からがき)」と呼ばれていました。食用として使われ始めたのは、明治時代に入ってからです。下関の垢田地区では昭和30年代後半からトマトの栽培が始まり、小ぶりで果肉が厚く、フルーツのような甘さが特徴の「垢田トマト」がブランド化され、人気が高まり多くの人に知られるようになりました。

 垢田トマトは接ぎ木をせずに種から発芽させる自根栽培という方法で育てられ、極力水を制限しながら栽培するので、糖度が高まり、イチゴ並みの10度近くになるのもあります。出荷時期は3月下旬から6月末ごろまでです。

 

 トマトには、旨み成分グルタミン酸が豊富に含まれるており、赤い色素はリコピンという成分で抗酸化作用もあります。リコピンは油に溶けやすいので、効率よく吸収するためには油を使って調理するといいでしょう。