ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

アスパラガス

ページID:0071522 印刷ページ表示

アスパラガス

 

 アスパラガスは英語表記の発音そのままの名前ですが、漢字で書くと「竜髭菜」。私たちが知っているアスパラガスの姿と「竜の髭」というイメージがあまり繋がらない感じがします。でも実は夏以降の畑で見るアスパラガスは、まさに「竜の髭」という様子なのです。野菜として普段目にするアスパラガスは出たばかりの新芽の茎の部分で、穂先がしっかり締まっていますが、成長すると1m以上になり、たくさんの細長い枝を広げます。その細い枝が広がる様子を見ると漢字で「竜髭菜」と書くのも納得です。

 

 一度植えると10年程度は同じ株で収穫を続けることができます。全国的には北海道が収穫量トップクラスですが、九州各地でも栽培されています。山口県内では下関市が主な産地で、出荷時期は3月から10月。下関市では王喜地区を中心に栽培されていて、ほとんどがハウス栽培でグリーンアスパラガスのほか、ホワイトアスパラガスも栽培されています。ホワイトアスパラガスは芽が出る春先にハウスの中を遮光して日に当てずに芽を伸ばすことで白く育ちます。栽培に手間がかかるので、流通量は多くありません。

 

 穂先がしっかり締まっていて、開いていないものが新鮮。採れたての美味しさを保つために、ご家庭では根元が少し浸かるくらいの水を入れた容器に立てた状態で保存すると良いそうです。