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下関柑橘組合 組合長 安成英生さん  福本泰洋さん、恵美子さん 長田登さん、美砂子さん、典行さん

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木の枝になっているミカンを触っている安成組合長さんの画像


「吉見でみかん栽培が始まったのはいつ頃ですか?」との問いかけに「え~と何十年前かね?」と安成組合長。「山を開墾したのは私が小学生の時やったけぇ、今から60年くらい前かね。」と教えてくれたのは長田美砂子さん。「山をそのままにしとくよりみかん作った方が収入になるんでみかん畑にしたんよ。」と福本泰洋さん。下関柑橘組合には50名以上が所属していて、生産場所は主に吉見、黒井、豊北町です。この地域の土壌は水はけが良く、冬場でも海からの風で低温になりにくいのでみかん栽培に適していることから、農家の収入源にと山を開墾してみかん栽培が始まりました。

 

ミカンを栽培しているハウスの中でしもマルの看板を持って並んでいる笑顔の下関柑橘組合の皆さんの画像6人の女性がミカンを手作業で選別している様子を上から見た画像


この日は吉見の生産者数名が、福本さんのハウスに集まっていました。下関柑橘組合では「極早生(ごくわせ)」「早生」「中生(なかて)」「青島」「不知火」「伊予柑」「せとみ」「南津海(なつみ)」の8種類のみかんを含む柑橘類を出荷しています。福本さんのみかん園では露地栽培とハウス栽培、両方されていて、お邪魔したハウスではあと半月ほどで収穫される「南津海」がたわわに実っていました。暖かいハウスの中、170cmほどの高さで濃い緑の葉をたくさんつけているみかんの木をよく見ると、実がついている枝が紐で吊られています。そんなみかんの枝をつまみながら安成組合長が「みかんはね、ほとんどの品種を接ぎ木で作るんよ。だから実が大きくなってきたらこうして吊らんと枝が折れたりするけぇね。結構大変なんよ。」と、福本さんや長田さんと目配せしながら「でもこうしてみかんづくりをしようって言う若い人もおるんよ。」と長田さんの息子の典行さんの方を見ました。典行さんは農業大学校を卒業後、会社員をしていましたが、みかん栽培を継ぐために実家を手伝い始めたとの事で「大変なのは親を見て知ってますが、基本的に好きなんですよね。いいみかんができたら嬉しいですよ。」と照れくさそうに話してくれました。

 

しもマルの看板を持ってミカンの木の前で笑っている福本さんご夫妻の画像選果場の機械で選別されているミカンの画像選果場のベルトコンベアー上に乗せられたミカンの画像


みかんの木は植えてから3年で収穫できるようになります。1本の木からはおよそ80kgものみかんが採れ、しっかり手入れすることで50年から60年は実をつけ続けるそうです。福本さんは収穫間近の南津海を見ながら「ここはハウスやけぇ大丈夫やけど、外の木はちょうど美味しくなる頃に鳥やイノシシ、サルに狙われるけぇ気をつけんといけん。外には一応柵もしてあるけどね。」と教えてくれました「動物も美味しいものはよく知っとる」というのは福本さんの妻、恵美子さん。すると長田美砂子さんが「この人はね、みかんが大好きでみかん農家にお嫁に来たんよ。」といたずらっぽく笑いました。恵美子さんは子供の頃からみかんが大好きで、実家がみかん農家の泰洋さんと出会って「好きなだけみかんが食べられる!」と思ったと言います。20年前まで会社員だった泰洋さんよりも、嫁いでからずっとみかん家として栽培に携わっている恵美子さんの方が実はみかんづくりのキャリアは長いのだそう。「大変なことも多いけど、摘果するときとか自分なりに工夫して実験しながらみかんづくりができて楽しいんですよ。」と恵美子さんは笑顔で話してくれました。

 

枝についているミカンのアップの画像下関のブランドミカン「完熟ミカンひとめぼれ」の紫色の箱がたくさん積み上げてある画像ミカンの入った段ボール箱をベルトコンベアーから持ち上げている男性の画像


下関柑橘組合のみなさんは収穫したみかんを、豊浦町黒井にある選果場に持ち込んで出荷します。選果場での糖度のチェック、サイズ分け、箱詰め、梱包など一連の作業をみなさんで手分けして行っています。栽培技術などを学ぶ研修会も定期的に開催していて「良いものを作って喜んでもらいたい」というみかんに対する思いや、組合員同士の絆の強さが感じられました。みかんづくりの絆が次の世代へとつながって、これからも地元で採れた美味しいみかんが食べられる下関であって欲しいと思いました。

 

ミカンが入った黄色いプラスチックのコンテナがずらりと並んでいる画像ミカンが穴の大きさによって選別されている様子を下から見た画像ビニールハウスの中でオレンジ色のミカンがたくさんついているミカンの木の画像

 

野菜ソムリエ上級プロ 柳井さつきレポート

「こたつにミカン」日本の冬の風物詩と言っても過言ではない冬の代表的な果物です。我が家のリビングにはこたつこそありませんが、ミカンがそこにないと寂しささえ感じてしまうほどです。皮が手でむきやすいことが人気の理由のひとつ。とは言いましても、日本人の果物離れはミカンの消費量にも著しくあらわれています。ミカンが入っている段ボール箱の大きさがひと昔前と今とでは少し小さくなってきているのを皆さんはお気づきでしたか。スーパーの果物売り場では小分けにした袋売りが主流になってきています。

今は、量より質の時代になってきており、より甘くて酸味の少ないものが好まれるようになってきています。品種の改良も進んでいますが、産地での栽培管理も重要となっています。全国のミカンの三大産地といえば、和歌山、愛媛、静岡ですが、海に面した温暖で日照の多い地域です。吉見地域も美味しいミカンを栽培する条件がそろった地域です。

おいしいミカンの見分け方は、ヘタが青くて小さいもの、全体の形が扁平なもの、表面にツヤがあり色の濃いもの、浮皮の少ないものです。また小ぶりなものの方が甘いといわれています。保存は、風通しのよい冷暗所に保存しましょう。段ボールに入っている場合は、箱のふたを開けたままにしておきましょう。冷凍ミカンも美味しくてオススメです。

ミカンはビタミンCが豊富で3個程度食べると一日に必要な量が摂取できます。風邪の予防効果が期待できます。また、クエン酸も含まれており疲労回復効果があります。皮の内側にある白い筋は、ペクチンと呼ばれる食物繊維が豊富。ビタミンPの一種ヘスペリジンが含まれているので、筋もなるべく食べることをおすすめします。

美味しいミカンに出会うと、ついたくさん食べすぎてしまい、手のひらが黄色くなってしまうことがあります。これはミカンに含まれるβクリプトキサンチンが蓄積されたもので病気ではないので安心してください。

そのまま食べても十分おいしいのですが、果汁をぎゅっと絞ってレンジで温めて飲むのも体が温まっておすすめです。加熱することで酸味も和らいで飲みやすくなります。ミカンがたくさんあるときに試してみてくださいね。
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柳井さつき 野菜ソムリエ上級プロ メディアでの活動を中心に山口県の野菜の魅力を伝えている。

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