本文
黒毛和牛
ページID:0056921
印刷ページ表示
乳や肉などを生産するために動物を飼養することを「畜産」といい、肉を生産するために飼養される牛を肉用牛といいます。畜産農家のうち肉用牛の生産者には「繁殖農家」と「肥育農家」があります。母牛に子牛を生ませ、約9カ月くらい育てた子牛を市場へ出荷するのが「繁殖」で、市場で買った子牛を大きく育ててから出荷するのが「肥育」です。それぞれを専門で行う牧場もあれば、両方を一貫して行う牧場もあります。
下関市は県内でも有数の肉用牛の産地です。2,000頭を超える肉用牛が飼養されていて、このうちの半分以上は黒毛和種という和牛の一種です。
山口県産牛肉販売協議会では 「育った期間の二分の一以上が山口県で、最終肥育地も山口県である牛たち」を「山口県産牛肉」として認定しています。このような牛は、目印のマークが付けられて店頭に並んでいます。「山口県産牛肉」は、トレーサビリティシステムで1頭1頭について出生や経歴が検索できるようになっていて、安心・安全な牛肉として販売されています。
- ※牛肉のトレーサビリティー
- 国内で生まれたすべての牛には、10桁の個体識別番号が印字された耳標がつけられていて、この番号によって、1頭1頭の性別や種別、いつ・どこで生まれたのか、どのように育てられたのかを確認できるようになっています。このような、牛の経歴情報のことをトレーサビリティと言い、消費者が買った牛肉の生産流通履歴情報(牛肉のトレーサビリティ)をインターネットを通じて調べることができます。