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フリージア
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フリージア はアヤメ科フリージア属・半耐寒性球根植物の種の一つ。フリージアが日本へと持ち込まれたのは明治後半期で、オランダから球根を輸入したことが始まりといわれています。本格的に国内で栽培されるようになったのは、昭和に入ってからになります。当時は黄色い花を咲かせる園芸品種「バター・カップ」が主流でした。日本では別名として菖蒲と水仙に似ていることから「菖蒲水仙(アヤメスイセン・ショウブスイセン)」、花の色から「浅黄水仙(アサギスイセン)」、甘い香りから「香雪蘭(コウセツラン)」、その他「コアヤメズイセン」などと呼ばれています。葉は劒形で数枚が垂直に立ち、露地植えでは春に草丈が50 - 100cmくらいになるとともに、穂状花序(※)をなし、白・黄色・紅・ピンク・赤紫・藤色・オレンジ色などの6弁花を6 - 12輪くらい咲かせます。アフリカ原種である黄色、白色のフリージアはキンモクセイのような甘い強い香り、紅・紫系は黄花種ほど強くはないが甘酸っぱい果物の香りがあります。
花言葉は「あどけなさ」「純白」「純潔」「親愛の情」
赤いフリージアは「純潔」
白いフリージアは「あどけなさ」
黄色いフリージアは「無邪気」
紫のフリージアは「あこがれ」
※穂状花序とは1つの枝が長く伸び、それに柄のない花が並んでいることを言います。