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クエ

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クエの画像
クエはスズキ目ハタ科に属する魚で、国内でもっとも大型になるハタ類の一種です。成魚の全長は60cm前後が平均的ですが、大きいものは全長1mを超え、重さ50kgにまで成長します。日本近海では、青森県、新潟県佐渡から南の日本海岸、千葉県、相模湾~沖縄県までの太平洋岸に生息しており、その他は東シナ海、南シナ海、台湾にも分布しています。全体的に淡い緑褐色で体には6本の黒っぽい横縞模様があります。幼魚は成魚に比べると白っぽく、縞模様もはっきりとしていますが、成長するにつれて模様は薄くなり、大型になればなるほど消えていきます。クエは、他の魚と比べ成長スピードが遅く、1年で15cm程度しか成長しません。60cm前後になるまでに5年、比較的大型の70cmになるには10年かかり、100cmを超えるには20年と言われています。幼魚のうちは、ごく浅い磯や、藻場、潮だまりなどに潜んでいますが、成長すると沖合で生息しています。クエは魚類ではトップレベルの高級魚です。天然物のクエは、ほぼ1年を通して漁獲されますが、量が少なく、大型になればなるほど希少性が高くなり値段も高くなります。市場にあまり出回りにくいため、時には1kgあたり1万円を超える値段で取引されることもあるそうです。

クエの身は、淡白ながら脂が乗っていて、「クエを食ったら、他の魚は食えん」といわれるほどです。

九州では「アラ」と呼ばれ、九州場所のある冬場に鍋など食べられることが多く、非常に人気が高くなっています。

 

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