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アンコウ

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アンコウが正面を向いて口を開いている画像
アンコウは沖合底びき網漁で水揚げされる主な魚の一種で、下関漁港は全国一の水揚げ量を誇っています。平成15年には「下関漁港沖合底びき網漁業ブランド化協議会」も設立され、ブランド化されています。日本近海では60種以上のアンコウが生息していますが、食用となるのは2種程度。水深30〜500mの海底に生息していて、主に小魚やプランクトンを食べます。メスはオスよりも早く成長し、体が大きく寿命も長いので食用として流通しているのはすべてメスです。体重の約8割は水分で、全身が軟らかく表面のぬめりが強いため、まな板の上に置いて捌こうとしても、ブヨブヨとして安定しない上に、大量の粘液に覆われて滑るので、アンコウを吊るして体内に水を入れ、回転させながら捌く「吊るし切り」という伝統的な方法でさばかれます。アンコウは捨てるところがほとんどない魚で、歯・目・骨を除くすべての部位が食材となります。柳肉(りゅうにく)(身肉・頬肉)のほか、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、エラ、トモ(ヒレ)が食用にされ、総称して「アンコウの7つ道具」と呼ばれています。部位ごとの味と食感が楽しめ、淡白でコラーゲンがたっぷりで低カロリー。「海のフォアグラ」と言われるアンキモはビタミンA・ビタミンB12・ビタミンD・DHA・Epaなどの栄養素が含まれています。下関のスーパーマーケットなどでは1kg程度のものが鍋用などに多く販売されていますが、市場で取引されるものの中には1匹で10〜20kgもある大きなものも少なくありません。ご家庭で食べる時には一度下ゆでして、ぬめりをしっかり取って調理すると、より美味しくいただけます。鍋だけでなく唐揚げもおすすめです。

 

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