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アカモク

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アカモクに手を添えている画像
アカモクはワカメやメカブなどと同じ褐藻類の海藻で、地域によって「ギバサ」「ギンバソウ」とも呼ばれています。日本全土の浅い海に分布していて、1年生で秋から冬に4〜7mの長さになり最大10mにも成長します。ふつう秋から冬にかけて生長し、本州中部では冬から春に成熟し、日本北部では7月頃に成熟期を迎えます。また、瀬戸内海などでは春に成熟する個体群と秋に成熟する個体群があり、東北地方などでは郷土食として食べられていましたが、生命力が強く、漁場での網や漁船のスクリュー、養殖施設などに絡みつくため、食用にしていない地域の漁師の間では厄介者扱いされていました。しかしモズクやメカブ同様、ポリフェノールやフコイダン、フコキサンチン、各種のミネラル、食物繊維を豊富に含み、健康に良い機能性の高い食品として近年注目を集め、商品価値を持つ海藻へと評価が変わってきて、全国でとられるようになってきました。茹でて刻むと強い粘りが出て、つるつるとした食感とクセの無い味がとっても食べやすい海藻です。アカモクのネバネバ成分は、生殖器床が出現する成熟期が最も多いので、旬は春先の4月~5月ごろとなります。

下関の沿岸では4月から5月の一時期に一斉に収穫され、茹でて刻まれたものが冷凍され、年間を通じて販売されています。

 

 

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