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下関はなっこりー 部会 部会長 農事組合法人 吉見ファーム 長岡明敏さん

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長岡明敏さんがはなっこりー畑の前ではなっこりーの袋を持って立っている画像


 農事組合法人吉見ファームは吉見地区で農業後継者が減っていく中で、地区内の農地を守り、有効利用するために作られた団体です。現在20人ほどのメンバーの皆さんがお米やキャベツ、Wcs(稲発酵粗飼料/ホールクロップサイレージ)、はなっこりーなどを栽培しています。下関はなっこりー部会の部会長も務める長岡さんは兼業農家としてずっと地域の農業に携わってきました。

 山口県のオリジナル野菜、はなっこりーの栽培歴は15年ほど。女性やお年寄りの方でも育成や収穫が手軽にできる野菜を作ろうという理念のもと、品種改良されたはなっこりーですが、苗の植え付けや水やりなど体力勝負な作業がないわけではありません。吉見ファームでは8人の女性班が収穫や調整作業を行っています。はなっこりー は真ん中に伸びてきた蕾(頂花蕾)を切り取って、脇芽を成長させて収穫する、ということを繰り返して収穫時期が2〜3ヶ月続きます。その間、虫がついてないか、肥料が切れていないか、長岡さんは畑のチェックを怠りません。「農業はすべて経験がものを言うからね。」と言います。実は肥料が切れると花が咲いてしまうので毎日のチェックが大切になるのです。はなっこりーは蕾の状態で出荷するので、黄色い花びらが見えたところはひとつひとつ手作業でピンセットで摘むなど、手をかけて花が咲かないように調整されています。下関のはなっこりーは栽培の過程はもちろん出荷時まで太さ、長さ、蕾の調整とたくさん手間暇をかけて高い品質で消費者の皆さんに提供されています。

植えてから1ヶ月くらいのはなっこりー 畑の画像はなっこりー の苗のアップ画像

鮮度を保つための特殊な袋で出荷されるはなっこリー

 出荷する時には太さ別に分け、一定の長さに切り揃えます。切る時に使うのは長岡さんお手製の長さ調整器。茎の硬い部分は切り落として長さを切りそろえてあるので、ご家庭では袋から出したら根元を切ることなくすぐ洗ってそのまま調理できるのです。そしてP-プラスというミクロ穴加工を施した特殊なフィルムで包装して、パックシーラーで封をして出荷されます。P-プラスを使うことで酸素の透過量の調整が出来て、新鮮さを保てるそうです。

パックシーラーでパッキングされているはなっこりー の画像長岡明敏さんがパックシーラーの前でパックされた製品を手に持っている画像

ヒミツ道具

パックシーラー・P―プラス(鮮度保持フィルム)

手作り長さ調整器

 

野菜ソムリエ上級プロ 柳井さつきレポート

 はなっこりーは「山口県オリジナル野菜」だということは皆さんご存知の方も多いと思います。山口県の農業試験場で生まれ、山口県だけでしか栽培されていません。しかも、一般消費者が誰でも勝手に苗を購入して勝手に栽培することもできないことになっています。おいしいはなっこりーの雑交配を防ぐためにそのようになっています。まさに「限定」づくしの野菜です。
はなっこりーが入っている袋は保存性に優れた特殊なフィルムを使っています。はなっこりーを使い切ったあとも、他の葉物野菜の保存用に使うといいでしょう。
はなっこりーの保存は、その袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
 はなっこりーはクセの少ない野菜なので、和風洋食のジャンルを問わず、炒め物、揚げ物、和え物など様々な料理に幅広く使えるのが魅力です。花のつぼみ、葉、茎、すべてを使うことができます。
柳井さつき 野菜ソムリエ上級プロ メディアでの活動を中心に山口県の野菜の魅力を伝えている。

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