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山口県花卉園芸農業協同組合 下関バラ部会 部会長 河田バラ園 河田敏雄さん 西村バラ園 副代表 西村和喜さん

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赤いバラを栽培しているハウスの中でバラを背にしている目を見開いた河田さんと笑っている西村さんがしもマルの看板を持っている画像


 西村バラ園は昭和44年に西村さんのお父さんが始められてから50年以上続いています。現在は全部で5棟、1500坪のガラス温室や鉄骨ハウスで、年間40万本ものバラを生産しています。1本の茎が枝分かれし、数輪の花がつく「スプレーバラ」と、1本の茎に1輪の花が咲く「スタンダードバラ」を合わせて毎年30品種以上を栽培しています。バラは色や咲き方に多くの種類がありますが、西村さんのところでは基本的な色、赤やピンク、白、黄色、オレンジ色を年間を通じて安定的に出荷できるようにしています。安定的に出荷するためにすべてのバラはハウス栽培です。ハウスの中は年中18度になるように夏には冷房、冬には暖房が入れられ、温度調整されています。また、バラは地面に直接植えられているわけではありません。現在は肥料や養分の管理がしやすく、土を使わないロックウール栽培が主流になっています。そしてロックウールに植えられたバラの根元を見せてもらうと、茎が下にぐっと曲げられています。これはアーチング栽培という方法で、生育が均一で茎の長さが揃って、選花作業の効率がよくなる栽培方法なのだそうです。

30本以上ある赤いバラのアップの画像太陽に照らされてた西村バラ園の3棟のガラス温室の画像西村バラ園の赤いバラが栽培されているハウスの中の画像


 「本当にバラは箱入り娘、王女様みたいに何から何まで面倒見て大事に大事に育てんと綺麗な花がつかんのよ。」と下関バラ部会の河田部会長。それだけ手間暇かけて育てる下関のバラは市場でも高い評価を受けています。河田部会長は「下関のバラを下関で買ってもらえたら鮮度の良さが生きるよ。色が鮮やかなものを品揃えのいい花屋さんで買って、玄関とかなるべく涼しい場所に生けてもらったら花持ちもいいはずだよ。」と教えてくれました。今は鮮度保持剤など花持ちをよくするためのものも販売されていますが、基本的には水換えをこまめにすることと、雑菌が入らないように水換えの際に花瓶をしっかり洗うこと、茎の切り口の新鮮さを保つためにこまめに水切りすることなどでバラをご家庭でもより長く楽しむことができるそうです。河田さんも西村さんも下関バラ部会の活動として「父の日にバラを贈る」イベントをしたり、2月14日には花を贈ろうという「フラワーバレンタイン」の広報をしたりしています。これからはそれぞれの生産者が独自の出荷スタイルを確立して、イベントの時以外でもバラの需要を増やすことが必要だということでした。西村さんは「自分はバラを贈る人、受け取る人を直接見ることは出来ないけど、特別な場面で自分が育てたバラが誰かを喜ばせるところを思いながら大切に育てています。」と語っていたのが印象的でした。花で生まれるたくさんの笑顔のために下関のバラ生産者の皆さんが毎日頑張っています。お花屋さんでバラを買うときはぜひ「下関産ありますか?」と聞いてみてください。

背丈以上の高さに育っている赤いバラを手入れしている西村さんの横顔の画像花切りバサミを持ってバラの茎の根元を切っている画像左寄りに真っ赤なバラの花のアップ画像

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