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山口県漁業協同組合 伊崎支店 (株)泉水産 代表取締役 泉良英さん

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船をバックに微笑む泉良英さんのアップの画像


 中型まき網漁業船団を率いる泉水産の泉さんは間も無く漁師歴60年を迎えます。最盛期には5船団あったと言う下関の中型まき網船団も今は泉さんの船団のみとなっています。魚の群れを探し、網で囲い込んで獲るまき網漁について聞くと泉さんは「巾着網みたいな感じ」と手ぬぐいで説明してくれました。

畳の部屋で風呂敷で漁法を説明している泉さんの画像まき網イラスト

 泉水産の中型まき網船団は19トン未満の船6隻で漁を行います。網船、集魚船、運搬船(2隻)、灯船と母船に全部で20人ほどの漁師さんたちが乗船しています。それぞれの役割を持つ船が船団を組んで漁をするチームワークが必要な漁法で、泉さんはそのまとめ役です。資源保護のため操業出来る期間は3月16日から12月15日までと定められています。下関を出て約1時間半ほど離れた山口県沖、角島から南の海域で漁を行います。まずは魚群探知機やソナーなどの機器を使って魚のいるところを探し、どんな魚がいるのか釣ってみて魚種を確認してから網を入れます。深さ150間(約270m)はある網を500mに渡って広げて輪を作り、海上では網の中で灯船が魚を集めて、海底のワイヤーを母船が引いて網底を閉じてから、網を手繰り寄せ魚を水揚げしていきます。一度出漁すると2回は網を入れるそうで、通常は18kg箱400箱分くらいですが、多い時は700箱分も取れることもあるそうです。

発泡スチロールの箱に入ったたくさんのアジの画像


 それでも「昔ほどは獲れなくなっている、温暖化の影響かねぇ。」と泉さんは言います。そして「アジはやっぱり刺身がええよ。」とオススメの食べ方を教えてくれました。「獲れたてのアジのプリプリ感を楽しむのも良し、ちょっと置いて旨味をしっかり味わうのも良し、好きなように食べてもらえたら。」との事。下関産のアジ。スーパーマーケットなどでは「山口県産」という表示で販売されていることが多いですが、ぜひ地元産のアジを見つけたら味わってみてください。

港に停泊している第3泉宝丸の画像港をバックにタバコを手にしている泉良英さんのアップの画像

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