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山口県花卉園芸農業協同組合カーネーション部会 部会長 冨田花園 冨田修二さん ふゆきさん

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カーネーションのハウスの中で冨田修二さんとふゆきさんご夫妻がしもマルの看板を持って笑っている画像


 下関市内でも花の栽培地として歴史のある彦島で3代にわたって続く冨田花園の3代目冨田修二さん。冨田さんの祖父は下関の菊作りの祖と言われ、西日本で最初に電照菊栽培を始めた人で、その功績から大綬褒賞、紫綬褒章などを受賞されました。戦前、メロンを満州に輸出する事業をされていたそうですが、昭和20年ごろには当時彦島で盛んだったキャベツ(彦島甘藍)の栽培をしており、この頃からカーネーションの栽培に取り組み始めました。

 現在は冨田さんと妻のふゆきさんのお二人で9棟のハウスで花を栽培していて、うち2棟で30品種以上のカーネーションを作っています。このうち、ガラスのハウスにはセンサーが設置され、常時10度以下にならないように調整されています。このセンサーで測定された温度などのデータは、スマートフォンでどこでも確認ができ、全国の生産者とも共有していて、お互いに意見交換をするなど、栽培の向上に役立てています。

中心に真っ赤なカーネーションと両隣に蕾が写っている画像冨田修二さんとふゆきさんご夫妻が並んでカーネーションのハウスの中でインタビューに答えている画像


 カーネーションの栽培は苗を植える前の土壌環境の整備や、成長に応じて茎が倒れないように5段のネットを張ったり、手作業で脇芽の調整をしたりと、他の花よりも手間がかかると言います。それでも下関は、花卉農協カーネーション部会の皆さんの日々の努力で、県内でも有数のカーネーションの産地として、品質の高い花を市場に提供しています。

 ふゆきさんは「ぜひ花のある生活を試してください。花瓶がなくてもコップに一輪だけで絵になりますし、お皿に水を入れて花を浮かべるだけでも素敵ですよ。」と花の楽しみ方を教えてくださいました。

 毎日花と接している冨田さんご夫妻の元気の秘訣はバイク!元々修二さんは大型二輪の免許を持っていたそうですが、ふゆきさんが免許を取ったのは「割と最近なんですよ。」との事。風を切って走るバイクの魅力にすっかりハマってしまったそうです。仲間と一緒にちょっと遠くへツーリングに行くこともあるそうですが、ふゆきさんは「量が少ない時はバイクで納品しに行くこともあるんですよ。私の方がよく乗ってます。」と笑顔で話してくれました。先人から受け継いだ花づくりの仕事も頑張りながら自分の時間も楽しんでいる冨田さんご夫妻です。

左にバイク(隼)にまたがった冨田修二さん、右にバイクにまたがったふゆきさんの画像カーネーションのハウスの中に立つ冨田修二さんとふゆきさんの画像


 下関産のカーネーションは花もちもよく、いろんな種類があります。市内の花屋さんでも販売されているのでぜひ母の日以外でも下関産カーネーションのある生活を楽しんで下さい。

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