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菊
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日本の国花でもある「菊」は切り花としては国内で一番多く生産されています。原産は中国で種類も様々です。輪菊は一本の茎に一輪の花が咲くように仕立てられた菊で、スプレー菊は1本の茎から枝分かれしてたくさんの花をつける洋菊です。最近はヨーロッパやアメリカで作られた洋菊の品種が人気で種類も増えています。一般的にポットマム、ガーデンマム、スプレーマム(スプレー菊)など「~マム」という名前で呼ばれています。菊といえば以前は、葬儀やお仏壇のイメージが強く、実際これらの用途が主でしたが、近年は洋菊が増えた影響で色や形のバリエーションが豊富になり花束や装花、家庭用など幅広い用途で使われるようになってきました。
菊はもともと日長時間(昼間の長さ)がある一定よりも短くなると花を咲かせる性質を持っています。この性質を利用して、夜間に圃場内を電照し、人工的に日長時間を調節し、花の咲く時期をコントロールする電照栽培が行われています。この栽培技術によって本来夏から秋に花を咲かせる菊の開花時期を数ヶ月遅くして需要の多い年末年始から春のお彼岸の時期に出荷することが可能になりました。
花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」
赤いキクは「あなたを愛してます」
白いキクは「真実」
黄色いキクは「破れた恋」