ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > しもマル.net > 消費者のみなさまへ > 農業者紹介(畜産) > 山口県酪農農業協同組合 冨永牧場 冨永貴之さん

本文

山口県酪農農業協同組合 冨永牧場 冨永貴之さん

ページID:0056564 印刷ページ表示

牛舎の中でホルスタインを背にしてしもマルの看板を持って笑っている冨永さんの画像


 令和4年1月1日、下関市豊田町に新たな酪農家が誕生しました。冨永貴之さん30歳。実家では祖父母が酪農、父は肉用牛の繁殖と代々畜産をしていたので、生まれてからずっと身近に牛のいる生活を送ってきました。そんな冨永さんが酪農家を目指したのはごく当たり前の事だったのかも知れません。物心ついた頃から牛が好きで、子牛にミルクをあげるなど「お手伝い」としてずっと牛と触れ合ってきました。山口の農業高校を卒業後に進学した、中四国酪農大学では家畜人工授精師と家畜受精卵移植師の資格を取得し、カナダに留学して海外の酪農も学びました。就職したのは山口県酪農農業協同組合。いつか自分の牧場を持ちたいという夢を持ちながら、指導員として市内の酪農家さんを訪ねていたうちの一軒が竹永さんご夫妻の牧場でした。竹永さんとは子供の頃からの知り合い。竹永さんの息子さんと冨永さんは同じ小学校の同級生で地元のソフトボールチームでバッテリーを組んでいました。そんな冨永さんの仕事ぶりを「専門的な勉強をしてきてるし、子供の頃から牛が大好きで牛のことをよく知ってるから、若いけどとっても頼もしい存在ですよ。」という竹永順子さん。実は冨永さんが始めた「冨永牧場」は元々、竹永さんのお宅で60年以上続いた牧場でした。竹永さんが急遽牧場を手放すという話が出た際に、冨永さんが「自分がやりたい」と申し出て借り受けることになりました。

冨永さんの指を吸っているホルスタインの子牛の画像ホルスタインのそばでしゃがんで搾乳機を取り付けようとしている冨永貴之さんの画像


 始めたばかりの牧場には7頭のホルスタインと子牛が4頭います。乳牛は生まれて2年でお産をしてから乳搾りができるようになります。その後1年1産を繰り返しながら乳を搾ると毎年乳量が増えていくそうです。今は山口県酪の職員と酪農家の二足のわらじで頑張っている冨永さん。出勤前に早起きして牛舎の掃除、餌やり、朝の搾乳。子牛へのミルクやりや餌やり。勤務が終わってから夕方も同じく掃除、餌やり、搾乳などなど忙しい毎日です。それでも冨永さんは「3年は今のまま頑張ろうと思っています。牛も全部で25頭を目指しています。」と笑顔で話してくれました。牛たちの健康に配慮しながら餌のサイレージにビートやトウモロコシ、ビールかすなどの配合を工夫していい牛乳が出るように試行錯誤しています。「牛は手をかけたらかけただけ返してくれるのが嬉しいですね。健康でいてくれたらと思いながら毎日お世話しています。「いつもと違う」ことに気づけるようにしたいと思っています。」という冨永さんは優しい目で牛たちを見つめていました。幼馴染の奥様もこれから手伝ってもらう予定との事で「美味しい牛乳を生産していきたい。」という冨永さんの思いは確実に実現されていくことになりそうです。

牛舎の中で柵の中に並んでいる牛たちが藁を食べようとしているそばでほうきを持った冨永さんが立っている画像

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?