本文
スターチス
ページID:0056492
印刷ページ表示
世界中に150種以上ありますが、一般的にスターチスと呼ばれている花は「リモニウム・シアヌータ」とその園芸品種です 。原産地は地中海沿岸から小アジア。和名は「花浜匙(ハナハマサジ)」で、昭和初期日本に入ってきました。
葉は長さ20cmほどで地際から放射状に伸びます。茎には特徴的なひだが付いていて、平たく見えます。その先端に小さな花をまとめて咲かせます。花びらは白や黄色、萼(がく)はろうと状で青紫、黄、ピンク、白などがあり、花びらよりも萼が目立ちます。一般的にスターチスの「花」と言っている部分は実は萼なのです。花が散った後も萼はきれいな色が残ります。ドライにしても色褪せないのでドライフラワーの素材としてもよく使われます。切り花は年間を通して流通しています。昔はイソマツ科スターチス属に分類されていたので今でも「スターチス」と呼ばれることが多いですが、表記される時は現在の正しい属名である「リモニウム」が併記されています。
花言葉は「変わらぬ心」「永遠に変わらない」
ピンクのスターチスは「永久不変」
淡紫のスターチスは「上品」
青紫のスターチスは「知識」