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ウニ
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下関市内で獲れるウニは「ムラサキウニ」「バフンウニ」「アカウニ」の3種類です。バフンウニは主に瓶詰めウニの原料として人気ですが、近年漁獲量が激減しています。小串でのウニ漁は4月から9月にかけて行われます。「クロ」と呼ばれる「ムラサキウニ」は4月から7月、高級品とされる「アカウニ」は7月から9月くらいまでの時期です。ウニは殻の内側にある黄色の生殖巣が食用となります。ムラサキウニは全体的に紫がかった黒っぽい色で、トゲは長めです。身の色は淡い黄色で淡白で上品な甘みがあります。一方のアカウニは全体的に平べったい形で赤っぽい色をしていてトゲは短めで、暖かい海を好み、比較的深いところにいます。身は濃い黄色で甘みが強いのが特徴です。
下関の西部、日本海側の沿岸は餌になる海藻が豊富で昔から良質のウニの産地でしたが、近年は温暖化の影響か、ムラサキウニが繁殖しすぎたり、アカウニは数が減っていて獲れる量も少ないのでなかなか一般に出回らない幻のウニとも言われています。