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イワシクジラ

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鯨肉がお皿に盛られている画像

 

イワシクジラを含む鯨類の種類は80種以上といわれています。中でも10mを超える大型のクジラは10種類程度です。現在、シロナガスクジラなどの絶滅の危機に瀕している鯨類がいる一方、ミンククジラなどの資源量が比較的豊富な鯨類もいます。

日本がIWC(国際捕鯨委員会)に加盟して調査捕鯨を行っていたときは、ミンククジラ・ニタリクジラ・イワシクジラ・マッコウクジラ・ナガスクジラを捕獲して、科学的データを収集し商業捕鯨の再開を目指しました。そして、令和元年に再開した商業捕鯨では現在、農林水産大臣による許可に基づいた母船式捕鯨業・基地式捕鯨業で、イワシクジラ、ニタリクジラ、ミンククジラの捕獲が行われています。

イワシクジラは昔から貴重なタンパク源とされており、漢字では「鰯鯨」と書きます。 回遊するイワシの群れと行動を共にして、イワシなどの小魚を好んで大量に食べます。イワシクジラがいる場所ではイワシの群れがよく見られ、イワシが大漁になることが名前の由来になっています。

鯨の竜田揚げの画像鯨のお刺身の画像鯨ユッケの画像


イワシクジラは、北極・南極を除く広い海域に生息しています。生まれたてのイワシクジラの体長は4m程度で、大人になるまで約9年かかります。大人のイワシクジラは、体長15~18m、体重15~30トンで、クジラの仲間では3番目の大きさです。日本近海では、餌が豊富な東北、北海道の沖合が主な生育環境になっています。イワシクジラは、クジラの中では比較的スリムな体形で、頭部がV字状になっており泳ぐスピードが速いのも特徴の1つです。体色は背部が黒色で腹部は白く、背部と腹部の境界は波形や不規則なぼかしの波模様があります。

イワシクジラの肉は、柔らかな中にもしっかりとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味が出ます。一度も冷凍していない生肉の刺身は全く臭みがなく絶品です。フライやステーキでもイワシクジラの美味しさが楽しめます。生肉が手に入るチャンスがあれば、ぜひ召し上がってみてください。

 

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