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ワカメ
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ワカメは、お味噌汁の具材などとして良く知られている海藻の一種です。九州南部から本州太平洋岸の黒潮の影響が強い地域と寒流の流れる北海道東部を除き日本各地に分布しています。一年生の海藻で、冬から春にかけて最も大きくなります。生長したワカメの根元には6月から7月ころに胞子葉(ほうしよう、通称メカブ)が出来ます。昔、ワカメは天然に生育しているものを採っていましたが、1955年ころから東北地方で養殖が始まり、その後急速に日本各地に方法が普及しました。
栽培方法は、ワカメの胞子葉(メカブ)から配偶子を放出させ、細いひもなどで作られた採苗器に付着させて、目に見える大きさまで大きくした後、さらに太いロープに付けて海で育て収穫します。下関市内には南風泊漁港や武久の沖に養殖イカダがありワカメの養殖が行われていて、南風泊の養殖ワカメのほとんどは塩蔵ワカメに加工されて販売されています。